明治7年に創業。

その創業者の奥様の名前が「智恵」さんだった事から命名された酒が「智恵美人」。

そして創業から約130年の歳月を経て、6代目中野淳之(あつゆき)蔵元によって誕生したのが平仮名の「ちえびじん」。

その目的は、大分の日本酒と智恵美人の存在を全国に示すこと。

それまでの智恵美人の酒は、地元の食材に合わせた地元の酒。

地元大分には高級魚として知られる関サバ、関あじをはじめ魚料理が根ざしている地域。

地元で長年愛されてきた「智恵美人 純米酒」は、魚料理によく合う酒を造ることは宿命。

そこは変えることができない部分。

そこで6代目淳之(あつゆき)蔵元が考えたのが新ブランドの「ちえびじん」。

活字では漢字から平仮名に変わっただけだが、ラベルから味から全て異なる。

「ちえびじん」は東京をはじめ全国市場において存在感を示すこと。

全国からさまざまな酒が集まる東京市場。

その土地それぞれの料理がある全国市場。

地元で愛される酒が必ずしも全国市場で愛されるとは限らない。

そこで「ちえびじん 純米酒」は薄化粧をした吟醸酒を思わせる純米酒として造られている。

この蔵を代表する「ちえびじん 純米酒」は温度や料理との相性など難しいことをいって飲む酒ではない。

食中酒として料理を選ばずオールマイティーに楽しめる酒。

香りは爽やか、そして口に含むととてもみずみずしい甘み。

最初はソフトで柔らかく優しく舌を流れ、徐々に味の厚さが現れてくる。

確かに料理を選ばない、酒だけでも楽しめる酒。

この酒は初心者より、むしろ色んな酒を飲みたれた人々。

そういう人におすすめしたい。

理由はこの値段の酒として抜群に出来が良い。

いろんな酒を飲み慣れた舌を持つ人ならわかるはずだ。

上級者までいかなくても中級者でも十分に美味しさが伝わる酒。

私が飲食店店主なら、この酒はレギュラーから外さないと思う。

かつては「ちえびじん ひとめぼれ」という名前で売られていた酒だが、リニューアル後に大きく進化した。

ひとつ変わっていない点は、一口飲めばこの酒に一目惚れをしてしまうこと。

普段飲みでも実用できる価格帯。

この純米酒があれば食生活がより豊かに。

皆様に楽しい時間を提供してくれる酒だ。

製品仕様商品名ちえびじん 純米酒 1800mlお酒の種類日本酒内容量1800ml原材料麹:山田錦 掛:国産米スペック純米酒アルコール16度保存方法静かな冷暗所製造元中野酒造(大分県杵築市大字南杵築2487番地の1) 

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ショップ 佐野屋〜日本酒・ワイン通販専門店
税込価格 2,640円